空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室


作家有川浩はやっぱりすごい!

ベタ甘ラブコメでメロメロにされるような小説を書くかと思えば
航空自衛隊をテーマにした空飛ぶ広報室のような小説で胸を鷲掴みにする。

憲法9条をめぐる自衛隊論議はその時々で話題に上り、答えのない論争を繰り広げる。

この本の中で稲葉リカは陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊を「陸軍」、「海軍」、「空軍」ということが間違いであるということに初めて気付く。
それぞれ、「陸自」「海自」「空自」という。
さらに駐屯地と基地の違い等々・・・
でも、そのことを知っている人はどれくらいいるだろう。
私は考えたこともなかった一人だし、普段「自衛隊」という言葉を発することもほとんどない。
それは裏返せば興味を持ったことがほとんどないと言うことに等しいことだと、この本を読みながら思い知らされた。

自衛隊に関しては色々な意見がある。
そのことで「答えのない問題」と自分でも気づかぬうちに心の奥底で思っていたように思う。
無意識のうちにそのことを盾にして「知らなくてもよいこと」と大きな勘違いをしていたことに今更ながら気づかされたような気がする。
近隣諸国との緊張した関係。
時には恐怖や憂いを感じさせられることもある今日この頃。
無意識に私たちは守られるものと思っていた。
でも、それは違うんだなぁ・・・
守ってくれる人がいて初めて守られているのに・・・

自国のことを十分知ろうとしていなかったと言う事実を突き付けられてしまった・・・
そんな思いが今ある。


重いテーマを突き付けられはしましたが、「空飛ぶ広報室」はとても楽しめる本でした。
不運な事故でパイロットの道を閉ざされ航空幕僚監部広報室に移動になったた空井大祐、報道から不本意な移動となったTV局ディレクターの稲葉リカ。
「なりたかった」のに「なれなかった」二人が「失ったんじゃなく、新たに得た」と思えるようになる。
そんな姿に感動でした。
本来なら2011年夏に出版される予定だったこの本は2012年夏に延期されました。
そして書かれた「あの日の松島」には思わず涙が・・・


航空自衛隊のHPをググってみたら・・・
その名も【空飛ぶ広報室】でした!
もちろん有川浩さんの小説からその名をいただいたそうです^^


この本はいつもの古本屋さんで購入しました。
読み始めて少ししたら本の間からこんなものが・・・


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小説ならこの本を巡るミステリーの始まりになるのでしょうが・・・
私には「感動のおすそわけ」に思えています。
ありがとう!
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Commented by HAMI×2♪ at 2013-10-15 16:58 x
素敵な幸せのお裾分け♪
お手頃価格(?)で楽しめて喜び倍増ね。
有川浩さんはホント、ヒキダシが沢山だよね。
私は、ほっこりの『阪急電車』が好きだわ♪
Commented by azu-azumy at 2013-10-15 18:16
**HAMIさん**
有川浩さん良いよねぇ~
実は、この本は自衛隊ものということでちょっと敬遠してたんだわぁ・・・
でも、読んでみたらとっても面白かった^^
HAMIさん、「旅猫リポート」はもう読んだかな?
私は有川さんの本の中では「阪急電車」と「旅猫リポート」が今の所ベスト1を争っております(笑)
by azu-azumy | 2013-10-16 00:01 | 読書 | Trackback | Comments(2)

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