2014年1月に読んだ本

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。

一昨日、日本語が堪能なタイ人の友人にこの言葉を言ったら、「三月はどうして猿?」
『去る』を漢字を書いて示すと、「行く、逃げるはわかるけど、去るってタイ語では・・・」と考え込んだあと、「ないと思う・・・」って。
そして、しっかりメモしていました。

勉強熱心な彼女。
その熱心さ、私にも分けてほしい・・・


さて、もう7日も逃げてしまった二月。
1月に読んだ本のUPがまだでした(汗)。

デモの間はそうそう出歩くこともできないし、これは読書の時間が増えたと思いましょう!
なんて、考えていましたが・・・
なかなか集中することができず、読書も進みませんでした。

そんな1月に読んだ本は8冊。
まずはラインナップです。


azumyの本棚 - 2014年01月 (8作品)
夢を売る男
百田尚樹
読了日:01月17日
評価3

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☆☆☆☆4つをつけたのは3冊。
【カラスの親指】 道尾秀介著
タイトルを見て、なんかちょっとホラーっぽい?なんて思いつつ読みましたが、面白かったです!
詐欺師の武沢と相棒のテツさん、住処を無くした姉妹、その姉の恋人が加わった5人共同生活。
そんなおかしな5人の共同生活ですから、普通なわけがない。
恐怖におびえる日々。そこから脱却するために5人が選んだ道。

ちょっとじ~んとくる箇所があります。
詐欺師のテツさんが武沢に親指(お父さん指)と人差し指(お母さん指)をくっつけてみて、と言います。
次に親指と中指(お兄さん指)、親指と薬指(お姉さん指)、親指と小指(赤ちゃん指)。
親指とほかの指は簡単にくっつけることができるけれど・・・

「じゃ今度は、お母さん指でやってみてください。同じこと」
武沢は人差し指を、中指、薬指、小指に、それぞれくっつけてみた。
ん、と思わず声を洩らした。小指だけ、人差し指と触れあわせるのが難しいのだ。どうにかできるはずなのだが、指を傾ける角度に無理があり、筋肉が攣りそうになってしまう。
「母親と子供、なかなか上手く寄り添わないですか?」
「うん、難しいな」
「じゃあ、お父さん指をお母さん指にくっつけて、やってみてください」
武沢は親指を人差し指の脇に添えてみた。
「あ、くっついた」
親指が力を貸した人差し指は、難なく小指と寄り添うことができた。
「きっと、そういうことなんだと思いますよ」


そして、親指だけが正面から他の指を見ることができるのですよね・・・

2012年に映画化されていますね。
主演が阿部寛さん、そして姉妹の妹役には能年玲奈ちゃん。観てみたい!!

【限界集落株式会社】 黒野伸一著
黒野さんの本は初めて読みました。
ブクログで評判が良かったので読むのを楽しみにしていた本ですが、評判通り、面白かったです。
過疎化、高齢化、そして生活を営むことすら厳しくなる限界集落。
そんな限界集落を農業で復活させていく。
その道はそうそう容易いものではなく、これまでの人生を引き換えにしなければならないことさえあるけれど・・・
その先には必ず光が。

【東京公園】 小路幸也著
小路さんは大好きな作家さんの一人。
東京の公園で家族の写真を撮る大学生の圭司。
幼い子どもを連れた女性(百合香)の写真を撮ろうとしたところ、その夫から頼みごとをされてしまう。
ファインダーを通した言葉のない会話。圭司の気持ちは揺れる・・・
木漏れ日の中で読書しているような感じを与えてくれる本でした。
ただ、ちょっと結末が想像していたのと違ったかな・・・
この作品も2011年に映画化されているですね。
主演が三浦春馬さん。このキャスティングには文句ありません。
百合香が井川遥さん。井川遥さんと言えば昨年の「ガラスの家」のイメージがしっかり残っているので???なのですが・・・
井川さんがとても美しく、演技が良かった!という評価も多々あり・・・
この映画、ぜひ観てみたい!!

☆☆☆3つをつけたのは4冊
【50代にしておきたい17のこと】 本田健著
夫の本棚で見つけ、2014年最初に読むのはこれ!と決めてました(笑)。
本田さんは10代、20代、30代、40代、50代、それぞれに17のしておきたいことを書かれています。
特に新しい発見があったわけではありませんが、自分自身でけじめみたいなものがついたかな・・・

【アイスクリン強し】 畠中恵著
時代が「江戸」から「明治」になった後の東京が舞台。
西洋菓子職人の主人公。
元士族で警察官となった友人たちは「若様組」と呼ばれている。
彼らのまわりで起こる事件。
ちょっと期待はずれな部分もあり・・・

【夢を売る男】 百田尚樹著
本を選ぶとき、まず手にするのはお気に入りの作家さんの本。
次に、ブクログなどのレビューで気になった本。
そして、ジャケ買い、もしくはタイトル買い(笑)。
でも、その本がどんな経緯で単行本となったか、文庫本となったか、などということは考えたこともありませんでした。
最近、書店に並べられる本のからくり(というほどのものでもないけれど・・・)をほんの少し知ったりして、興味は湧いてきてはいたが、それ以上、積極的に知ろうとは思ってもみません。
それが、こんな形で知ることになるとは・・・
好きな作家さんのひとり、百田尚樹さん。
古本屋さんで「夢を売る男」を見つけたときには本の内容も知らぬまま即買い。
で、読み始めてみると・・・
ジョイント・プレイス方式と言う名を借りた自費出版で、本を出してみたいと思っている素人作家を見事に丸め込み、200万近いお金を出させて本を出版する。
実際に本は出版されるし、一部の書店には並べられるのだが・・・
前半、そんな手口で次々に契約を成立させていく様子からこの本はどこへ連れて行くつもりだ?と思っていたら、後半の章では“小説家の世界”が暴露される。
わわわ・・・、百田さん、そんなことおっしゃってもいいのですか?
もしかしてケンカ売ってる???と、我がことのようにちょっとビビったりしていたらご自分のこともちゃっとおっしゃってました。
「元テレビ屋の百田某みたいに、毎日、全然違うメニューを出すような作家も問題だがな」って・・・

私にはひとつ、以前から疑問に思っていたことがあります。
それが「小説誌」。
読書好きを公言しているが、この「小説誌」というものを読んだことがなく・・・。
それで、読書好きって言ってよいのか・・・、と、心の片隅で思ったりしたこともありましたが・・・
百田さんの暴露で、「小説誌」ってそうなのかぁ~!!とスッキリ。
おかげで(?)、罪悪感なく読書好きを公言し続けられます。
そしてもうひとつの謎、「書き下ろし」。
私の個人的感想ですが、「書き下ろし」っていまいち好みではない場合が多かったりするのですが・・・
でも、この謎もちょっと納得したりして。
ちなみに、この「夢を売る男」も実は「書き下ろし」でした(笑)。

【星のかけら】 重松清著
大好きな重松さんの本を発見!と、無条件で購入。
実はこの作品、「小学六年生」に連載されていたものでした。
小学生の時に読んでいたら感動~!だったと思うけど、さすがにちょっと物足りない。

☆☆2つをつけたのは1冊。
【新釈 走れメロス 他四篇】 森見登美彦著
リビングのテーブルにこの本を置いていたら夫が「走れメロス読んでんの?!」と驚いてましたが、こちらは森見さんの新釈です。
森見さんの本は以前から読んでみたいと思っていました。
この本、ブクログでもとても評判が良いのですが、私にはちょっと・・・
他四篇は「山月記」、「藪の中」、「桜の森の満開の下」、「百物語」
オリジナルを読んだことがあるのは「走れメロス」と「藪の中」だけ。
他の作品はオリジナルを知らないのでさらに・・・
太宰治の「走れメロス」が無性に読みたくなりました。



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by azu-azumy | 2014-02-07 11:16 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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