カテゴリ:読書( 144 )

2015年12月に読んだ本

ブログの更新を怠ったまま、年末を迎えました。
書きたいことはたくさんあるのに…

唯一、読書memoだけは毎月更新してきましたので。
2015年12月の読書memoです。

12月に読んだ本は8冊。
まずはラインナップから。



azumyの本棚 - 2015年12月 (8作品)
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☆☆☆☆☆5つをけたのは2冊。
【季節風 秋】 重松清著
重松清さんの本は53冊目。
ブクログの本棚に登録している作家さんで一番は東野圭吾さんの75冊。
2番目が重松清さんです。
重松さんとの出会いは2009年の【その日の前に】でした。
今でもその感動は心に残っていて、それ以来、大好きな作家さんです。

この【季節風 秋】で季節風シリーズは完結となります。
季節風シリーズを読み始めた時から、できればタイトルの季節に合わせて読みたいものだと思っていたのですが、その願いは叶わず~(笑)
日本では初冬、バンコクではようやく乾季に入った今日、読み終えました。
やっぱり重松節は心に響きます。
12編全てにじ~~ん。
昭和って良い時代だったなぁ~と、懐かしく思い出したり。
日本にいる家族や友達を懐かしんだり…

さてさて、次はどんな重松作品に出会えることやら~
楽しみ、楽しみ!!


【ワン・モア】 桜木紫乃著
桜木紫乃さんの本はこれで7冊目。
これまで読んだ6冊の中では【蛇行する月】に☆5つをつけていて、そのレビューにも”この本が一番好み”とかいています。
が~!
訂正です。
この【ワン・モア】が一番好きです。

医師の柿崎美和は安楽死事件を起こしたため、離島に左遷される。
高校時代から問題児の美和は離島でも、自分の生き方を変えようとせず、元競泳選手の昴と不倫関係になる。
そんな美和のものに、高校時代からの同級生で医師の滝澤鈴音から「癌で余命宣告を受けている」との連絡が。
離島から鈴音のもとに帰る美和。
そんな二人を取り巻く人たち。
それぞれが抱える人生。
いろんなことがあって、いろんなことに傷つくけれど…

来年はもっと桜木さんの本を読んでみよう!
そう思わせてくれた一冊です。


☆☆☆☆4つをつけたのは3冊。
【霧町ロマンティカ】 唯川恵著
ミステリーや心がほんわかする小説は大好き。
そして、そして、恋愛小説も大好き!
そんなわけで唯川さんも大好き!
といいつつも、まだ唯川さんの本は11冊読んだだけですが…
読み始めてすぐ、今回はいつもの唯川さんの恋愛小説とちょっと違う?と。
この本の主人公は男性。
唯川さんの小説で男性が主人公になることは珍しいことらしいのだが…
読後に解説を読んでみてその謎が解けた~(笑)
これが男性読者が多い「週刊新潮」に連載されていたからだとか。
なるほど…

梶木岳夫は49歳で航空会社をリストラされる。
既に妻子とは別れていた岳夫は、仕事、そして恋人も失う。
東京を引き払い、父が残した軽井沢の別荘で新しいスタートを切る。
現実の厳しさをひしひしと感じつつも、新たな女性との出会いがあり、愛犬となるロクとの出会いと別れがあり…
ラストはちょっと胸が痛かった…


【小暮荘物語】 三浦しをん著
三浦しをんさんの本は9冊目になる。
出会いとなったのは【風が強く吹いている】
それまで三浦さんの本を手にしたことがなかった私が、【風が…】と出会えたのはブクログのおかげ。
全く知らなかった本だったが、ブクログでの評判がとても良く、読んでみようと思うきっかけとなったから。
それが2010年のこと。
それから三浦さんの本は7冊読んだことになる。
【舟を編む】や【まほろ駅前多田便利軒】なども読んだのだが…
【風が…】の時のように心に強く吹き込んでくる本とであえず…
たまたま、古本屋さんに並ぶこの本を手にしたとき、帯にキョンキョンの「あぁ、私はこの物語がとっても好きだ」という書評が目に入った。
その結果、「これは、読まなくちゃ~」となったわけで~(笑)
で、読んでみたら、面白かった!
日曜日の遅い朝、オウボンパン(カフェ)で読み始めたら…
思わず、吹き出してしまった!!
本を読みつつ、声を出して笑ったのは久々~(苦笑)
そこからはもう、面白いと思ったり、ちょっと切ないと思ったり、考えさせられたり、7作の連載短編に気持ちを持ってかれました。

小田急線・世田谷代田駅から徒歩5分の築ン十年のおんぼろアパート”小暮荘”
2階建て全6室。
1階に住むのは大家の小暮老人。
その隣には3人の彼氏がいる女子大生。
2階にはフラワーショップで働く女性と女子大生の部屋をのぞき見する男性。
この4人を取り巻く人々の連載短編小説。

読み終えて、思うこと。
小暮荘は建て替えないで~!
そして、小暮荘物語、カムバ~ック!!


【リセット】 垣谷美雨著
垣谷美雨さんの本は初めて読みました。
ブクログのおかげで出会った作家さん。
【あなたの人生、片付けます】というタイトルがとっても興味深くて、古本屋さんへ。
こんな時には出会いがあるもので、この【リセット】がすぐ目に飛び込んできた~(笑)
読みたい本に出会うのがちょっと難しいバンコク。
もちろん紀伊国屋さんへ行けば手に入るのですが、なんせお値段が日本の1.5倍なので…(涙)
古本屋さんも大人気で、気に入った本はすぐに買わなければ、すぐに売れてしまいます。
なので、読みたいと思っていた本、作家さんに出会えるとしあわせ~♪

>期待して読み始めた垣谷さんの本でしたが、期待通り、とっても面白かった!
一気読みでした!

1959年生まれの垣谷さんですが、デビューは2005年。
この【リセット】は2作目。< br>
兵庫県青海町で育った知子、薫、晴美の三人は高校の同級生。
家庭環境も性格も、その後に歩んだ人生も全く違う三人が、ある日、導かれるようにして再会する。
現在の暮らしに不満を持っていた三人が、高校時代へタイムスリップしてしまい…

タイムスリップという設定はよくある(?)ことのように思うのですが…
それが、この本ではちょっと違う。
ラストはかなり良いです♪

垣谷さんの本、もっと読んでみようと思っています。

少し前に読んだ小路幸也さんの【カレンダーボーイ】もタイムスリップものでした。
こちらは幼なじみの男性二人がタイムスリップ。
この本のラストは切なくて、これまた良かったのですよね~


☆☆☆3つをつけたのは3冊
【パンとスープとネコ日和】 群ようこ著
群ようこさんの本を読んだのはものすごく久しぶり。
15~6年ぶりぐらいかなぁ…
久しぶりに読んだ本はこのタイトルに惹かれてのこと。
53歳・独身のアキコは唯一の肉親であった母が残してくれた食堂を改装して小さな店をオープンさせる。
読み始めたころは「かもめ食堂」を連想させるものでしたが…
アキコの出自が明らかになるころから、読むのがちょっとしんどくなる。
もう少し、気持ちがおだやか~になり、ふんわりした気分で読める本だと思い込んでいただけに…
続編が既刊なので、そちらに期待。


【探偵サンティピーの休暇】 小路幸也著
大好きな小路幸也さんの本当言うことで、古本屋さんで手にした本。
本棚にはシリーズで3作ほど並んでいたのですが、まずは一冊を。

マンハッタンに住む私立探偵のザンディピー。
北海道に嫁いだ妹のサンディーからの手紙で訪日。
妹が発見した人骨。
妹の幸せな結婚生活のため、その謎を解くザンディピー。

前半はなかなか話が進まず、頑張って読むという感じ。
後半、ザンディピーが本領発揮の頃、ようやく面白さを感じたのだが…
う~ん、何故、探偵はマンハッタンに住む設定ではならなかったのか…
と、思ってしまった。


【幸せの条件】 誉田哲也著
会社に自分の居場所を見いだせない梢恵。
ある日、社長から期限のない出張を命じられる。
行先は長野。
何の知識ももたないまま、バイオエタノール用の苗の作付を了承してくれる農家と契約を結ばなければならない。
何をやってもうまくいかない梢恵が、農業に携わることで自分の道を見つけていくのだが…


誉田さんの本は「姫川玲子シリーズ」のような本の方が好みです。



2015年の年間目標はクリアできたのか~!
それは後ほど、『2015年のまとめ』で。



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by azu-azumy | 2015-12-29 16:19 | 読書 | Trackback | Comments(0)

2105年11月に読んだ本

師走ですねぇ…

バンコクはようやく乾季に入ったような気候ですが、今年はまだまだ日中は蒸し暑い。
でも、お肌は正直です。
しっかり乾燥してます(笑)

インターネットの調子が悪かったり、PCの調子が悪かったり…
そんなことが続くと、ブログの更新が遠のいてしまいます(汗)

12月最初の更新は読書memo。
11月に読んだ本は9冊。
年間読書目標クリアを目指してラストスパートをかけています(笑)



azumyの本棚 - 2015年11月 (9作品)
虚夢 (講談社文庫)
薬丸岳
読了日:11月22日
評価4

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☆☆☆☆☆5つをつけたのは2冊
【野菜畑で見る夢は】 子手毬るい著
小手鞠るいさん、全くのノーマークでした!
いつも行く古本屋さんで、タイトルと装丁が気に入って、ちょっと読んでみようかな~と思い、手にした本です。
もともとラブストーリーが大好きですから、直球ど真ん中ストライクでした!
キュンキュン、うるうるしながら、一気読みでした。

【刑事のまなざし】 薬丸岳著
薬丸岳さんの本は3冊目。
初めて読んだ本が『刑事のまなざし』の続編である『刑事の約束』でした。
続編を先に読んでしまい、早急に『刑事のまなざし』が読みたいと思っていたところ、古本屋さんで発見!
すぐにレジに持って行きましたよ~(笑)
帰宅途中から読みたくてうずうず!
こんな感覚は久しぶりです。
期待値はうなぎ上りでしたが、期待を裏切られることは全くなく、というよりも期待通り。
胸をえぐられるような切なさを感じること度々でしたが…
一気に読み入りました。
薬丸岳さんの他の本もがんがん読んでみたい!!


☆☆☆☆4つをつけたのは4冊
【賢者はベンチで思索する】 近藤史惠著
近藤史恵さんは大好きな作家さんのひとり。
いつも読み始めからす~っと引き込まれていく。
この本は「ふたつめの月」の続編なのですが、私は先にこちらを読んでしまいました。
が、十分、楽しめました。
ファミレスでバイトしながら悶々とした日々を過ごす久里子は、バイト先のファミレスで國枝老人と知り合う。
國枝老人の言葉が心に刺さる…
ファミレスを舞台に起こるライトミステリーですが、考えさせれることも多く…
「ふたつめの月」をもう一度読みたくなりました。


【ぼくは明日、昨日のきみとデートする】 七月隆文著
七月さんの本は初めて読みました。
「昨日のきみとデートする」
このフレーズに落ちました(笑)
なんて素敵なタイトル~!と、乙女心(あつかましくて失礼!)を鷲掴みにされました。
ラブストーリーだろうことはわかりつつ、読み進めていくと、普通のラブストーリーじゃないことに気づき…
「明日が昨日で…?」、「昨日が明日で…?」
ん?なんかおかしくないか?と途中でちょっとこんがらがったけど…
このあま~い感覚はいくつになっても大好きで~(笑)
一気読みでした。


【虚夢】 薬丸岳著
舞台は北海道。
ある雪の日。
三上佐和子と娘の留美は通り魔事件に巻き込まれるのだが、刑法三十九条「心神喪失者の行為は、これを罰しない。
心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」が犯人を保護することとなった。
この事件を機に三上夫妻は離婚する。
事件から4年後、三上のもとに元妻佐和子から「犯人を見た」との連絡があり…
薬丸岳さんの本は4冊目になります。
初めて読んだのが3か月前のこと。
何で、今まで読んでこなかったんだろうと、改めて思っています。
精神を病んだ加害者と刑法三十九条。
とても重く、難しいテーマを描いたこの本は、ずっしりと心に響きます。
重いテーマだけに、読み進めるのがしんどいと感じることもあるのに、読み進めないわけにはいかない。
一気に読み切りました。


【土佐堀川 広岡浅子の生涯】 古川智映子著
朝の連続テレビ小説で放映中の原案となった小説。
広岡浅子の生涯を描いています。
まだまだ女性の地位が確立していなかった時代にこんなにも激しく、心情を貫いた生き方をした女性がいたのか…、と感動しました。
自身のこと、商売のことだけでなく、その時代のこと、後の女性たちのことにまで目を向ける、広い視野を持ち、行動に移した女性。
毎日の~んびりと過ごすことに幸せを感じている私に、ちょっと”喝”を入れられた感があります(笑)



☆☆☆3つをつけたのは3冊
【きみの膵臓をたべたい】 住野よる著
住野よるさんのデビュー作。
「膵臓をたべたい」というホラーを連想させるようなタイトル。
ブクログを始めていなければ、手にしなかったであろう本。
前半はスローペースについていくのがちょっとしんどかったのだが、本の帯に「ラスト40ページに涙」と書かれていたので、がんばって読み進める。
確かに!
ラストはなかなかの展開。
「きみの膵臓を食べたい」というタイトルに納得。


【焔 The Flame】 堂場舜一著
堂場舜一さんのスポーツ小説は「チーム」、「水を打つ」に続いて3作品目。
「焔」はプロ野球が舞台。
スターズの三番打者である沢崎鉄人はメジャー入りを目指す。
何よりも練習を優先させる努力の人。
スターズの四番打者、神宮司光は練習を嫌い、とにかく遊ぶことを優先させる天才肌の人。
ペナントレース終盤、チームの優勝とメジャー入りを巡り、追い込まれる沢崎だが…
もともと野球にはそろほど興味がないので、ちょっと入り込めなかったかな…


【さくらの丘で】 小路幸也著
小路幸也さんも大好きな作家さんの一人。
この本が16冊目。
無くなった祖母に”一本の鍵”と”さくらの丘の西洋館”を託された満ちる。
祖母と少女時代を共に過ごした友人二人も孫娘に同様の遺言を残していた。
満ちるたちは戦後の厳しい時代を生き抜いた祖母たちの足跡をたどることになり…
優しい文章のなかにも厳しい時代を感じる…
さらさらと読みつつも、ふと考えさせられる…
そんな本でした。




11月は好みの本と出会えて、楽しい読書Timeでした。
年間目標クリアを目指して今月もラストスパートかけますよ~!!



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by azu-azumy | 2015-12-07 17:56 | 読書 | Trackback | Comments(2)

2015年10月に読んだ本

今日から11月ですね。
今年もあと2月で終わってしまう…

月初めですので、10月の読書memoです。
10月は7冊しか読めていません。
特に月半ばからペースダウンが激しかった…

まずはラインナップです。


azumyの本棚 - 2015年10月 (7作品)
母性 (新潮文庫)
湊かなえ
読了日:10月03日
評価3

永い言い訳
西川美和
読了日:10月11日
評価4

ラブレス
桜木紫乃
読了日:10月26日
評価5

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☆☆☆☆☆5つをつけたのは1冊。
【ラブレス】 桜木紫乃著
直木賞を受賞した『ホテルローヤル』よりも先に書かれた作品です。
装丁と『LOVE LESS』というタイトルから、現代の話かと思ったのですが…

これは桜木さんの本だ~!と思わされる一冊。
そして、強烈に印象に残る本になりました。
桜木さんと同世代で、昭和世代だから、胸をえぐられるように感じることがいっぱい。

戦後を生き抜いてきた女性って、想像もつかない過酷な運命を背負わされていたんだと、改めて思い知らされた。
同じ昭和でも、男女平等が当たり前のようになった時代とは全く違う…
子どものため、夫のため、家のために生きる。
自分のために生きることは自分勝手なこと、後ろ指を指されること…

舞台となる北海道、開拓村の生活はどんなに大変だっただろう…
そんな過酷な生活の中から、旅芸人一座の歌い手となる百合絵。
表にはみせず、心に秘めた信念のまま生き抜いた百合絵。
こんなに辛い人生って…と、思てしまうけれど、百合絵は「幸せだった」と答えるだろうなぁ…

読みながら、何度も胸がつまって、胸が締め付けられて、涙がにじんで、苦しかった…

☆☆☆☆4つをつけたのは2冊。
【永い言い訳】 西川美和著
西川美和さんの本は初めて読みました。
映画監督でもある西川さんですが、西川さんの映画も見たことがない私…
この本は第153回直木賞候補作。

HPの作品紹介に書かれているのは
「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。
悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、
同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。

突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。
人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。

ゆっくり、じんわりと染み込んでくる本でした。
2016年秋に映画化されるらしい。
主演は本木雅弘氏、その妻には深津絵里さん。
これはいい!
ピッタリだわ~^^

【彼女のきらいな彼女】 唯川恵著
23歳の独身OL、千絵。
35歳の独身OL、瑞子。
二人は同じ会社の同じ部署に勤める先輩、後輩。
12歳の歳の差が会社では微妙~なんですねぇ…
そこへロス帰りのエリート社員が絡み、お互いに相手が益々気になり、益々うっとおしくなる。
しかし、そんな二人の関係は思わぬ方向へ。

私、やっぱり唯川恵さんの本、好きです!

☆☆☆3つをつけたのは2冊。
【母性】 湊かなえ著
湊かなえさんの本だわぁ~!!
読み始めてすぐにそう感じました。

母性って…
本文中に辞書によるとと書かれていたのが
”女性が、自分の生んだ子を守り育てようとする、母親としての本能的性質”
うん、うん、そうでしょ~。
「母性とは?」と問われるとほとんどの人がそう答えるんじゃないの?と思ってしまう。

登場人物が母と娘というのはもちろんですが、この二人はずっと”母”と”娘”として登場します。
他の登場人物にはちゃんと名前があるのに。
主人公の二人が、〇子などの名前をもつ特定の人ではなく、”母”であり”娘”であることが、この本の大切な部分なのだと思うのです。

ラストで二人の名前が出てきます。
そこで初めて二人は”娘の母”と”母の娘”になったような気がしています。

【3時時のアッコちゃん】 柚木麻子著
柚木麻子さんの本は6冊目。
【ランチのアッコちゃん】(ちなみに私はブクログで★3つをつけています)の続編と言うことで楽しみに読みました。
【ランチのアッコちゃん】では前半2話はアッコちゃんの物語でしたのでとても面白かったのを記憶しています。
この【3時のアッコちゃん】でも、前半2話はやっぱりアッコちゃんの活躍が面白かった!
が…、後半2話で失速気味に…。
アッコちゃんの物語である前半2話は2014年初出ですが、後半2話は2012年、2013年初出なのですね。

■3時のアッコちゃん
時間ばかりが過ぎゆく会議。
アイデアが出てこなくても、そこに居続けることが大事。
なんて、大きな勘違いなんだけど…
毎日、30分だけ、と決めた会議。
お茶とお菓子が凝り固まった頭をほぐし、誰もの口が滑らかに動き出す。
ギスギスしない。そんな時間にこそ、良いアイデアが浮かぶんだろうな。
アッコちゃんが用意するお茶とお菓子。
想像するだけで幸せな気分になる。

■メトロのアッコちゃん
何のために働くのか。
生きるために働く? 
働くために生きる?
ほんの少しわがままで傲慢になっていいじゃない!
それで自分が取り戻せるなら。
自分らしく生きられるなら。
自分が好きになれるなら。
何だか勇気が湧いて、元気になれる読後感!

■シュシュと猪
神戸・岡本が舞台なのですが…
猪のベティにはちょっと感情移入できなくて…

■梅田駅アンダーワールド
大阪人の私としては梅田が舞台なのはとっても嬉しい!
大阪人にとっても迷路の地下街。
そこに迷い込んだら…
最後はお笑いで締めくくる?
大阪ってやっぱりそんなイメージなのでしょうか…?

☆☆2つをつけたのは2冊。
【硝子の葦】 桜木紫乃著
最近、桜木紫乃さんの本が面白い!と思っていたところなのですが、この本は…

ホテルローヤルが舞台とのことで、楽しみに読み始めましたが、なかなか進まない…
ホテルローヤルと関係はあるけれど、舞台という感じではないような気が…

桜木さんの本はお気に入りのものもあるので、また他の本を読んでみることにしましょう!

【ナイルパーチの女子会】 柚木麻子著
第153会回直木賞候補作。
王様のブランチで紹介された際、同期の作家である浅井リョウ氏、窪美澄氏らが「柚木麻子がやっと本気を出した」と評していると聞き、期待度Maxだったのですが……
読むペースがなかなか上がらない。
興味が沸かない……
何とか読み切りました。

柚木さんの本はこれが7冊目。
☆4つの評価をつけたのは【あまからカルテット】、1冊のみ。
☆2つの評価をつけたのは【嘆きの美女】、【終点のあの子】、そして【ナイルパーチの女子会】
【ナイルパーチの女子会】は【終点のあの子】を読んだ時と同じような読後感がありました。
なんとも馴染めない感じというか、途中で投げ出したくなる感じというか…
また7冊目ですが、柚木さんの本、お腹いっぱいかな…
少し時間がたって、お腹が空いてきたら、また手にしてみることにしましょう!



11月は少し、読書のペースをあげられるといいのですが…



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by azu-azumy | 2015-11-01 09:39 | 読書 | Trackback | Comments(0)

2015年9月に読んだ本

今日で9月も終わりですね…
つい先日、8月も終わったと思ったばかりなのに。

ブログの更新も超スローペースになっています(汗)
最近、益々、インターネットの接続状況が悪いです。
パソコンの前に座って、ブログでも~と思っても、接続の悪さに早々に諦めてしまっています。
インターネットTVの接続はさらに悪くて…
おかげで読書が進む、進む~
9月に読んだ本はな、な、なんと19冊!!
我ながらすご~いと驚いております(笑)

では、ラインナップから。



azumyの本棚 - 2015年09月 (19作品)
億男
川村元気
読了日:09月01日
評価3

蛇行する月
桜木紫乃
読了日:09月05日
評価5

虚ろな十字架
東野圭吾
読了日:09月10日
評価3

家族シアター
辻村深月
読了日:09月12日
評価5

死命 (文春文庫)
薬丸岳
読了日:09月13日
評価4

朝が来る
辻村深月
読了日:09月20日
評価4

リバース
湊かなえ
読了日:09月23日
評価3

手のひらの砂漠
唯川恵
読了日:09月24日
評価4

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☆☆☆☆☆5つをつけたのは2冊。
【蛇行する月】 桜木紫乃著
桜木紫乃さんの本は3冊目ですが、この本が一番好みです。

北海道・湿原高校の図書部に所属していた清美・桃子・美菜絵・直子、順子の5人。
この5人と周りの人達との関わりを描いた6編の連作短編
卒業後に彼女達5人が歩んだ道は全く違う。
その時々に必死で選んだ道。

その道で良かったの?と問うたら声を揃えて返事が帰ってきそう。
"もちろん!"って。
ラストの2編は特に良くて涙が……

【家族シアター】 辻村深月著
家族の関係を描いた短編集。
家族にも当然、人間関係が存在する。
家族と言うひとくくりの関係だけではなく、兄弟姉妹、親子等、1対1の関係もある。
普通の人間関係より遥かに長い時間を費やして築き上げた関係だから、遠慮がなく、他人との関係よりも複雑で縺れることもある。
しかし、拗れてもぶつかっても根底にある気持が修復へと導いてくれる。それが家族。
そうとわかったら、怖がることはない!
ケンカしたらいい!拗れたらいい!
捻れた糸はよりを戻せば味が出る。
切れた糸は繋ぎ直せば強くなる。
そんな気持ちが強くなる。
家族ってやっぱりいいなぁ…、しみじみと感じさせてくれる素敵な本でした。

■「妹」という祝福
妹から姉への物語。
私には残念ながら姉も妹もいない。
姉妹は時にライバルで、厄介なこともあるだろうと想像する。
だけど、やっぱり最強の応援団だろうなぁ~
姉か妹が無性に欲しくなった!
絶対無理なのにね~(笑)

■サイリウム
弟から姉への物語。
サイリウムって何? 
棒状の使い捨てライトだそうな。
そうそう、ライブ映像などでよく見る、ファンが振ってるアレらしい。
異性の姉弟だからわかること、わからないこと。
心配してても言葉に出さず、全く逆の行動に出て、ムカついたり。
姉からしたら弟は可愛くて頼りない。
弟からしたら姉は子供の頃はどこか怖い存在。
だけど、いつしか守りたい、守らねばならない存在になるのかな……

■デイアマンテ
母から娘への物語。
友だち母娘、姉妹のような母娘。
そんな言葉を良く聞くが、どこかでボタンをかけ違えるとものすごく厄介な関係になるだろうことは想像できる。
本文中の娘の言葉、『血のつながりは絶対って思ってると、いつか、痛い目見るよ』
でも、最後のには、その血のつながりが力強いんだけどね……

■タイムカプセルの八年
父から息子への物語。 
やっぱり息子は父の背中を見て育つのか……
言葉がないぶん、深い愛情があるんだろうなぁ。

■1992年の秋空 
姉から妹への物語。
読みながら胸が熱くなって 
姉にとっての妹ってこんな感じなのだろうなぁ…
誰がなんて言ったって妹なんだ!
『無条件で私の腕を頼っていいのは、この地球上で、この子だけだ』は胸に染みた〜!

■孫と誕生会
おじいちゃんから孫への物語。
おじいちゃんと孫(小3・女の子)の関係ってなかなか難しいだろうなぁ~
でも、孫はやっぱり可愛いものなんですね。

■タマシイ厶・マシンの永遠
子どもの頃に愛された記憶。
覚えていないことだらけ。
でも、愛情に包まれていたことを大人になって思い出す、体験できる方法ってあったのよね~!

☆☆☆☆4つをつけたのは
【神様のケーキを頬ばるまで】 綾瀬まる著
綾瀬まるさんの本は2冊目ですが、この本も良かった~!

歌舞伎町のとある雑居ビルに関わる人々を描いた短編集。
マッサージ店を営む女性。
カフェの店長。
古書店のアルバイト。
アプリ開発会社の女性社員。
雑居ビルの向かいに住む女性。
それぞれが生き方に悩み、模索中。

心に残る言葉がちりばめられている。
「目にしていて、それでも見えないもの」
「誰にも嫌われないのはいい作品じゃなくて、どうでもいい作品。強く主張するものが無くて、意識に残らないから嫌われない」
「全部出し切った人の背中は、負けても光って見える」

綾瀬まるさんの他の本も読んでみたい!

【死命】 薬丸岳著
薬丸岳さんの本は【刑事の約束】に次いで2冊目。

長編の【死命】ですが、気が付けば一気読み!
胸の中にずっし~んと重い物を投げ入れられたかのような、しんどさを感じつつもグイグイと物語に引き込まれていきました。
榊新一は末期癌の余命宣告を受け、殺人を犯す。
連続殺人犯を追う警視庁捜査一課刑事の蒼井。
彼もまた余命宣告を受けた身。
犯人と刑事。
二人はそれぞれ命をかけた使命のため、残りの時間を費やす。
榊の使命、蒼井の使命。
どちらも辛い…

【朝が来る】 辻村深月著
帯に書かれている『子どもを、返してほしいんです」
この言葉がかなり強烈で、頭の中で勝手に想像してしまっていた。
「子どもを返してほしい」生みの親と「自分たちの子どもだ」と言い張る育ての親。
いつの間にやらそんな想定が勝手に出来上がっていたのだが…
当たり前だけど、そんな単純なストーリーではなかったのです。

子どもを望んでも望んでも恵まれない夫婦。
望まぬ妊娠をしてしまう女性。
手放さなければ生きていけぬ事情を持つ女性。
様々な立場の中で、もがき苦しむことは想像できる。
欧米とは違って、「血」や「家」を重視する風潮がまだまだ強い日本。
養子を迎えるという選択はものすごくハードルが高い。
特別養子縁組。
言葉は聞いたことはあるし、TV番組を見た記憶もある。
しかし、ここまで深く考えたことはなかった。
養子縁組は誰のためのものか?
子どもが欲しくて欲しくてたまらないのに子どもに恵まれない夫婦のためのもの?
育てられない女性のためのもの?
否!
そうではない!
当たり前のことなのに…
子どものための制度なのに…
その考えが希薄になっている自分に愕然としたり…

辛い不妊治療に耐えても子どもに恵まれなかった栗原夫妻。
子どもを手放してしまった片倉ひかり。
6年の歳月を経て、息子を巡って再びかかわりを持つことになった、夫婦とひかり。

夫婦とひかりが出会うまでの道のり。
生みの親、育ての親として再会するまでの夫婦とひかりの歩んだ人生。
栗原夫妻の決意、覚悟。
とても胸に響いた


【大放言】 百田尚樹著
【永遠の0】・【海賊と呼ばれた男】など、★5つをつけている作品もあり、好きな作家さんの一人ではありますが、何かとお騒がせの百田氏。
TV報道やツイッター等で、暴言とされるその発言は、炎上すること度々。
私自身、メディアによって報道される百田氏の発言の一部をとらえ、「それはちょっと…」と思ったこともありました。
が…
報道では前後がすっぽり抜けていたり、誤った(?)解釈のもと、報道されたり…
なかなか全文、全容を知る機会はありませんでした。
そんな状況で百田氏が黙っているわけはなかった!
【大放言】なる本で、しっかり主張されています。

”どこからも突っ込まれない意見や、誰からも文句の出ない考えというものは、実は何も言っていないのと同じだ。鋭い意見と暴論は実は紙一重なのである。(本文より)”

全て、「その通り!」と思ったわけではありませんが、「そうそう!」「うん、うん!」とうなずく箇所もあり、面白い本でした。

【手のひらの砂漠】 唯川恵著
胸が痛い……

可穂子は夫から激しいDVを受けていた。
正常な判断力さえ奪われていた可穂子だったが、ある日、「殺される!」という恐怖を感じ、夫の元を逃げ出したのだが……

DVやストーカー行為による被害を受けていた人が警察等に相談しても解決できず、、最悪の結果を向かえてしまう事件が後をたたない。
被害者の女性はどれだけ恐くて、辛かっただろう。

ラストはちょっとだけホッとしたけれど、やっぱり最後までこんなに辛いのか、と……


☆☆☆3つをつけたのは
【盲目的な恋と友情】 辻村深月著
う~~~ん、なんと表現して良いのか…
不思議な世界に引き込まれて一気読みしたが…
茂美との恋に盲目的になってしまった蘭花。
蘭花への執着を盲目的な友情と思い込む留利絵。
盲目的になっている自分に溺れ、正しい判断ができなくなる二人。
ちょっと恐ろしい。

【その日までー紅雲町珈琲屋こよみ】 吉永南央著
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ第2弾。
杉浦草は紅雲町で和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」を営む。
70代の草は和服を粋に着こなし、髪をお団子にまとめ、蝙蝠傘は杖代わり。
これまでの人生、辛いこと、後悔することが多かった分、人として魅力的なのだろう。
だが、時として草の優しさは受取り手の思いとのズレを生じさせてしまう。
言い訳をせぬ姿勢は言葉足らずと感じられることもある。
見返りなど決して求めないのが本当の優しさだとは思うが、平穏でいられないのが人の心。
前半はひきつけられて読んだのですが、後半は…
ちょっとペースダウン。

【億男】 川村元気著
弟の借金3千万を背負った一男は昼は図書館司書、夜はパン工場で働く。
そんな一男が思いがけない大金を手にする。
戸惑う一男は「お金と幸せの答え」を探そうとするのだか…

「お金って何?」と問われると答えに窮する。
『人の”信用”を形に変えたものがお金』
なるほど~!と納得。

川村元気さんのプロフィールによると、佐野研二郎氏と絵本を共著されているのですね。

【波形の声】 長岡弘樹著
長岡弘樹さんの本は【教場】に次いで2冊目。
ミステリー短編集。
とても読みやすく、一気読み。
7編のうち、タイトルにもなっている『波形の声』は特に面白かった。
蟹が横歩きではなく前進した謎は「なるほど~!」と。
後編2編がいまいち好みではなく…
☆3つとなりました。

【人質の朗読会】 小川洋子著
小川洋子さんの本を読むのは【博士の愛した数式】以来。
ということは、もう10年以上も前になりますね。
装丁の不思議な動物になんとなく惹かれ、手にしたのがこの本でした。
【人質の朗読会】のタイトルも何とも不思議で…
とても不思議な物語でした。
地球の裏側にあるとある国の山岳地帯で、海外旅行のツアー参加者7人と添乗員の計8人が反政府ゲリラの襲撃を受け、誘拐された。
100日以上が過ぎた頃、事件は人質全員死亡という最悪の結果を迎えてしまう。
どんなに大きな事件でも時間の経過とともに、人々の記憶は薄れていく。
2年後、人質たちが朗読会というものを開いていたことが明らかになる。
救出のため仕掛けられた盗聴器から聞こえるその声が録音されていたのだ。
その声は、毎日、1人ずつ、ラジオで放送された。
極限状態の中、人質たちが語った物語は、ものすごくドラマティックな出来事ではなく、普段の日常を切り取った一コマのような出来事だった。
■「杖」はとても不思議な話。
私の頭に浮かんだ言葉は、情けは人のためならず。
自覚していたけれど、私って凡人中の凡人だわ…と、思い知らされる。
■「やまびこビスケット」
人生の分岐点。好きこそ物の上手なれ、そんな言葉が浮かんだ。
■「B談話室」
自分自身でも気づかなかった才能。
人生の分岐点となる出来事は起こるべくして起こるのかも…
各話の終わりにこの話を披露した人の職業、年齢、性別が記載されているのだが、この話ほど、その職業がぴったりだ!と思ったものはなかった。
■「冬眠中のヤマネ」 ・「コンソメスープ名人」・「槍投げの青年」
どれも不思議な話。
■「死んだおばあさん」
『あなた、僕の死んだおばあさんにそっくりなんです』
20歳の女の子が突然言われた言葉。
同様のことが続き… 
■「花束」はツアーガイドの話。
■最後の「ハキリアリ」は事件が起こった国の特殊部隊通信班所属の若い政府軍兵士の話。
盗聴器から流れる声を聞いていた彼。
人質たちが語る言葉は極限状態にあるとは思えないようなものだった。
それは『祈りにも似た行為』

こんな極限状態の中で、自分自身が語るとしたらどんなことを語るだろう…
頭にはどんなことが浮かんでくるのだろう…
解説は俳優の佐藤隆太さん。
彼はこの作品がWOWOWでドラマ化された時に出演されていたのだとか。
ドラマが観てみたい、というよりも、実際に朗読されたものを聞いてみたい。

【うつろな十字架】 東野圭吾著
東野圭吾さんの本はこの本で75冊目。

中原道正、小夜子夫妻は8歳の娘を殺害される。
犯人の蛭川は強盗殺人罪で無期懲役の判決を受け仮出所中に、この事件を起こす。
夫婦の希望通り、死刑判決が下りたが、その後、夫婦は離婚。
娘の事件から11年後、小夜子が殺害される。
別れた妻・小夜子が殺された真相を追うことで、小夜子が娘を殺された家族としてどのように生きようとしていたかを知ろうとする中原。

前半の中原夫妻の娘が殺害された事件の犯人と、後半の事件の犯人とを同じように死刑とするべきなのか…… 
作者は文中で平井弁護士にこんな風に語らせている。『それぞれの事件には、それぞれにふさわしい結末があるべきです』 さらに、『死刑は刑罰ではなく、運命。死刑は被告を変わらなくさせる。死刑は無力』と。

この本の重いテーマ、死刑制度。
廃止か存置か。
議論が繰り返されてきているが、何が正解なのか…
裁判員制度により、考えさせられる機会が増えたが…
裁判員裁判による死刑判決が翻されることが続き…

本文から
■いったいどこの誰に「この殺人犯は刑務所に○○年入れておけば真人間になる」などと断言できるだろう。殺人者をそんな虚ろな十字架に縛り付けることに、どんな意味があるというのか。
■『人を殺せば死刑ー そのようにさだめる最大のメリットは、その犯人にはもう誰も殺されないということだ』
■人を殺めた人間の自戒など、所詮は虚ろな十字架でしかない。

【さよなら渓谷】 吉田修一著
薬丸岳さんの【死命】を読んだ後、この本を読んだからでしょうが…
続けて重い本は、しんどかった…

大学時代レイプ事件の加害者だった男性と被害者だった女性。
贖罪の気持ちを抱き続ける男性。
忘れたい、忘れようとする被害者の女性。
気持ちはどこまでもすれ違っているのに…

【ブルーマーダー】 誉田哲也著
姫川玲子シリーズ第6弾。
第7弾の【インデックス】を先に読んでしまい、「菊田~!どうして???」と、とっても気になっていました。

【ストロベリーナイト】を超えた!と帯に書かれていたので期待大だったのですが…
個人的にはやっぱり【ストロベリーナイト】の方が面白いと思う。
とは言うものの、やぱり姫川玲子シリーズは面白い。


【夏を喪くす】 原田マハ著
原田マハさんは大好きな作家さんのひとり。
原田さんの本はこの本で13冊目になります。
この本には表題作を含め、4編の作品が収められています。

■天国の蝿
とても不思議なタイトル。
範子の父との思い出。
途中の描写がちょっと苦手な部分もあったけど、ラストはちょっとホロリ。

■ごめん
結婚後も自由に恋愛を楽しむ陽奈子。
そんな陽奈子の夫が仕事中の事故に会い…
夫の秘密を知ってしまう陽奈子。

■夏を喪くす
40歳の咲子。
彼女もまた『ごめん』の陽奈子同様、自由奔放に生きていたのだが…
順風満帆。
咲子は自分自身の人生をそんなふうに思っていたのかもしれない。
何を持って順風満帆って言うのだろう。
それを決めるのは誰だろう。
他人から見て?
やっぱりそうではないよね。
自分の人生なのだから、自分が決めるのよね。
でも、100点満点でないと順風満帆といえない人もいれば、80点あれば良いんじゃない?と思う人もいる。
さらには50点こえれば良いじゃない?と思う人も。
100点満点を順風満帆と考えていると、小さなつまずきから立ち上がれなくなるのかな…
ほどほどが良い!
目の前の小さな灯りにぬくもりを感じられるほどに。

■最後の晩餐
この作品だけ、少し異色。
大切なものを失った悲しみはいつ癒えるのか…

【リバース】 湊かなえ著
『深瀬和久は人殺しだ』
深瀬の恋人のもとに届いた手紙。
彼には「いたずらだ!」と笑い飛ばせない理由があり…
事務機器の会社に勤める深瀬。
大学時代同じゼミだった浅見、村井、谷原、そして広沢。
彼らには大学時代に秘密があり…

『人殺しだ』という告発文で始まる物語。
途中はそれほど興味がわかず…
ラストはちょっと衝撃的。

【なきむし姫】 重松清著
唯川恵さんの【手のひらの砂漠】を読んだ後だったので、少しほのぼのとしたものが読みたくて、この本を。

かなり前ですが、昼ドラ(花王・愛の劇場)で七瀬なつみさん主演の『ぽっかぽか』というドラマがありました。
母(七瀬なつみさん)、父(羽場裕一さん)、幼稚園児のあすかをとりまくホームコメディ。
大好きなドラマでした。
この【なきむし姫】を読みながら『ぽっかぽか』を思い出しました。

幼馴染の哲也とアヤ、長男の文太(ブンちゃん)、長女の千秋(チッキ)。
なきむし姫はチッキのことではなく、哲也の妻で、ブンちゃんとチッキの母であるアヤのこと。
哲也が居なければ何もできないアヤ。
なのに、哲也は1年間神戸に単身赴任することになる。
大丈夫か?アヤ~!

ほんわかした気持ちでさらさら~と読み切りました。



今月は辻村深月さんの本を3冊読みました!
バンコクでは読みたい本がすぐに手に入るわけではないので
好きな作家さんの本が続けて手に入るのはラッキーです。

久々に小川洋子さんの本を読みましたが、初めましての作家さんの本を読んでいない…
来月は新たな出会いを求めてみよう~(笑)

今、積読状態の本がたくさん!
ありがたや~^^

10月は何冊読めるかしら~
楽しみ&楽しみ~♪





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by azu-azumy | 2015-09-30 23:47 | 読書 | Trackback | Comments(2)

2015年8月に読んだ本

今日で8月も終わりですね!
明日から9月かぁ…、時の流れの速さについていけてないような気がする。
爆発事件の容疑者1人が捕まり、一日も早い事件解決を切に望む今日この頃です。

さて、8月の読書状況ですが、8月に読んだ本はなんと17冊!!
我ながら驚いております。
2015年1月は12冊の本を読んでいたのですが、2月以降、読書量が激減していました。
以前にもこちらでその理由を書きましたが、インターネットテレビの影響でした。

今月、読書量が↑した理由はと言うと
■8月に入ってお稽古事が休みになり時間ができた。
■爆発事件以降、外出を控えねばならず時間ができた。
 これは有難くないことなのですが…
■インターネットテレビに飽きた。
 来タイ以来、視聴できるテレビ番組はNHKワールドプレミアムだけでした。
 それが、日本を視聴できるようになったら、今までの飢えを一気にとりもどすべく、夜はテレビ三昧でした。
 が、そんな生活も6か月。
 そろそろテレビに飽きてきました(笑)
■一気読みしたくなる好みの本にたくさん出会った。
 これが一番大きな理由だったかも。

そんな8がつに読んだ本のラインナップです。



azumyの本棚 - 2015年08月 (17作品)
それは秘密の
乃南アサ
読了日:08月09日
評価3

怒り(上)
吉田修一
読了日:08月11日
評価4

怒り(下)
吉田修一
読了日:08月12日
評価4

店長がいっぱい
山本幸久
読了日:08月17日
評価3

山女日記
湊かなえ
読了日:08月20日
評価4

刑事の約束
薬丸岳
読了日:08月22日
評価4

神様のカルテ0
夏川草介
読了日:08月23日
評価4

星々たち
桜木紫乃
読了日:08月25日
評価4

インデックス
誉田哲也
読了日:08月27日
評価3

透明カメレオン
道尾秀介
読了日:08月30日
評価3

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☆☆☆☆☆5つをつけたのは1冊。
【ふたたびの恋】 野沢尚著
野沢尚さんの本を初めて読んだのは2012年1月のことだった。
読んだ本は「リミット」
ミステリーとしてとても面白く、こんな作家さんがいたんだ!と嬉しくなった。
が、その時すでに野沢さんは急逝されていた。
今年に入って、野沢尚さんの名前をよく目にするようになった。
それは脚本家としての野沢さん。
有名どころの脚本家については、時として、「○○氏が脚本を手掛ける」と大々的にアピールされる。
でも、ほとんどの場合、主演俳優や原作者の方が記憶に残る。
そして気が付いた。
知らず知らずのうちに、野沢さん脚本のドラマを観てきたことを。
そのラインナップをみると、記憶に残ってるドラマが多数。
野沢さんの本が読みたくなって、手にしたのがこの【ふたたびの恋】
脚本家・野沢尚が描く恋愛小説は、ドラマを観ているようだった。
とても切なくて、胸にしみる…

☆☆☆☆4つをつけたのは10冊。
【トオリヌケキンシ】 加納朋子著
日本人会の図書館で見つけた一冊。
加納さんの本はこれが4冊目。
行き詰って前に進めなくなる…
誰にでもそんな時が訪れる可能性がある。
もがいてもがいて、苦しんで苦しんで…
だけど真っ直ぐに進まなくてもいいじゃない。
切なくて…
心があったまる本でした。

【書店ガール3】 碧野圭著
書店ガール第3弾。
第1弾、第2弾、そして第3弾とどんどん好きになっています。
シリーズの中ではこの本が一番良かった!
毎日、いろんな事件が起こって、東日本大震災の記憶が薄れていくのが恐ろしい…
この本を読むと、やっぱり本屋さんに行きたくなる!

【怒り(上)】 吉田修一著
王子で起きた殺人事件。
夫婦が殺害され、現場に残された「怒」の文字。
逃亡を続ける犯人の山上一也。
その事件から1年後のこと。
遠く離れた3つの場所で3つのストーリーが展開されていく。
そこには「山上?」と想像される人物が一人ずつ。
誰が山上なの?
どんどん引き込まれて、とまらない。

【怒り(下)】 吉田修一著
自分のすぐ近くに、少し前に現れた素性のわからない人物がいる。
その人物に興味が湧けば湧くほど、愛情が深くなればなるほど、過去を知りたくなる。
が、その人物は一切、過去を語らない。
そんなとき、1年前から逃亡を続ける犯人と共通点があるような気がしてきたら…
相手が過去を隠せば隠すほど、犯人かもしれない、犯人だと思う…と不安になり…
何も知らない相手、ただ目の前にいるその姿だけで信じ切れるか…
一気に読み切りました!

【あなたへ】 森沢明夫著
森沢明夫さんの本は、【虹の岬の喫茶店】、【津軽百年食堂】に次いで3冊目。
富山の刑務所で働く倉島は亡き妻洋子の想いをかなえるため、洋子の故郷、長崎の薄香へ。
映画も観てみたい。

【リライブ】 小路幸也著
小路幸也さんは大好きな作家のひとり。
この本も小路さんの本だからということで手にしました。
人生の最期に現れた「獏(バク)」
後悔したことを一つだけやり直せると言われたら…
読み始めてすぐには辻村深月さんの【ツナグ】のような感じ?と、ふと思ったりしたのですが…
ラストは「あぁ~、そうきたか~!!」

【山女日記】 湊かなえ著
ん?湊かなえさんの本だったよなぁ…
今まで私が読んだ湊さんの本とは違う~
でも、こんな感じ、好きです!
「そこに山があるから」、正確には「そこにエベレストがあるから」はイギリスの登山家ジョージ・マロリーの言葉。
私にはまったく理解できないのだけれど…
学生時代、ワンダーフォーゲル部に所属していた友人から、登山中の1週間、お風呂に入らなかったと聞いて、そんなにまでしてどうして登るの?と聞いてしまった。
友人曰く「登った人にしかわからない」
それ以後も私の生活の中に「登山」は全く入ってこなかった。
でも、最近、「山ガール」なる言葉が流行り、中高年の登山も盛んになってくると、なぜだかちょっと興味が湧いてきたりしていた。
そんな時にこの本を手にしたのだが…
7編の短編集。
妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻山、白馬岳、金時山、トンガリロ山。
それぞれの山に登る山女たちは、山に登ることでそれぞれが抱える問題から、一歩踏み出していく。
私自身、一緒に山に登っているような気になってきた。山にはそれだけの魅力があるのだろうな…
あらためてそんな気持ちにさせられる一冊でした。

【刑事の約束】 薬丸岳著
薬丸岳さんの本は読んでみたいと思いつつ、なかなか実現しなかった。
先日、TVドラマで「天使のナイフ」を観た。
それがとっても面白く、薬丸さんの本を読みたい!と思いを募らせていたところ、【刑事の約束】に出会った。
全く内容を知らないまま読んだのだが…
良かった!
夏目刑事の人間らしさがとても良い!
この本は夏目シリーズの第3弾だった。
第1弾の【刑事のまなざし】は早急に読みたい!
そいて他の薬丸作品もぜひ読んでみたい!

【神様のカルテ0】 夏川草介著
『神様のカルテ3』を読まぬうちに『0』を読みました。
『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚である『0』
4編の短編集ですが、一止が本庄病院の研修医となったばかりの頃の表題作「神様のカルテ」が一番良かった。
心に残る言葉が多数。
一止が担当した患者國枝さんとのやりとり。
「本は良いが答えを教えてくれない」と言う一止。
國枝の答えは、「たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる」 「優しい人間になれる」
一止の「優しいことが良いことばかりではないように思います」に國枝は「それは、優しいということと、弱いということを混同しているからです。優しさは弱さではない。相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」「 優しさというのはね、想像力のことですよ」
一止を優しい人だと言い、「しかし、優しい人は苦労します」と。
悩む一止に大狸先生の言葉。
「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってものがある。俺たち医者はそのカルテをなぞってるだけの存在なんだ」
『神様のカルテ3』を読みたくなった。

【星々たち】 桜木紫乃著
桜木さんの本は「ホテルローヤル」に次いで2冊目。
北海道の地に生きる、母、娘。
娘の塚本千春の来し方を中心に描かれる。
桜木さんは「生き方」ではなく「来し方」という言葉を使われているが、その言葉が深く心に残った。
最後の「誰も彼も、命ある星だった。夜空に瞬く、なもの愛星々たちだったー。」が良いなぁ…
桜木さんの本はまだ2冊しか読んでいないのだが、何となく同じ風を感じる。
他の本もぜひ読んでみなくては。

☆3つをつけたのは6冊。
【それは秘密の】 乃南アサ著
乃南アサさんの本は久しぶりに読みました。
短編集でサラサラと読めましたが…
不思議な感覚が残るけど、ちょっと期待はずれだったかな…

【店長がいっぱい】 山本幸久著
日本人会の図書館で出会った一冊。
そのタイトルと装丁の感じに惹かれて読んでみました(笑)
「友々丼」と名付けた他人丼のチェーン店で働く店長たち。
店それぞれに抱える問題や大変さがある。
その店を切り盛りする店長の大変さと言ったら…

【てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書】 黒川博行著
黒まめコンビ等、大阪府警捜査一課果が関わる事件を扱う短編集。
この文庫は2014年に発行されたものだが、読んでいると、古さが感じられ……
あとがきを読んでみたら、表題作の「てとろどときしん」は1987年に書かれたものだった。
大阪人の私は普段、当然ながら大阪弁を話す。
が、いつも思うのだが、大阪弁は活字にするとひらがなばかりでとっても読みにくい。
大阪人の私はそう思うのだが…
大阪弁に馴染のない方はどうなんだろう…

【蓮花の契り 出世花】 髙田郁著
髙田郁さんデビュー作、【出世花】の続編であり、完結編。
不義密通の末、男と出奔した母。
その母を打つため娘お艶とともに国を出た父。
父の死により一人残されたお艶は墓寺である青泉寺の三昧聖、お縁こと正縁として生きる。
続編では母と娘、三昧聖としてではなく女として生きるか、岐路にたたされるお縁。
お縁が選んだ生きる道とは…
大好きな髙田郁さんの本ですが、【出世花】に比べると…
最後にお縁が選んだ道は【みをつくし料理帖】の澪を思い出させ…

【インデックス】 誉田哲也著
姫川玲子シリーズ第7弾。8編からなる短編集。
【ストロベリーナイト】から第5弾【感染遊戯】までは読んでいるが、第6弾の【ブルーマーダー】は未読。
「女の敵」は、【ストロベリーナイト】で殉職した大塚巡査との出合いとなった事件の回想。
表題作「インデックス」は前作である【ブルーマーダー】のその後に絡んた物語なので前作を読んでいたらさらに面白かったかなと思う。
「夢の中」と「闇の色」は切なくなる物語で、8編の中では特に良かった。
この本で、玲子は捜査1課に復帰するのだが、新しい姫川班のメンバーと言ったら…
で、最後に菊田登場!!
これからのシリーズに期待が持てる!
そしてそして、第6弾を読んでいないから、菊田の決断を知らず、「えっ?そうなの?」とビックリ。
これは【ブルーマーダー】を読まなければ!

【透明カメレオン】 道尾秀介著
その声を聞くと誰もが振り返るほどの"美声"の持ち主である桐畑恭太郎は深夜ラジオのパーソナリティをしている。
恭太郎が放送終了後に毎日足を運ぶ店は輝美ママが営む(?)「if」
そこに集う、百花、石ノ崎、レイカ、重松。
ある日、三梶恵(ミカジケイ)と名乗る女性が現れ、「if」の面々は彼女に振り回されていく。
前半はなかなか読むスピードがあがらず…
切ないラストに、一気に引き込まれた。
道尾さんの本はこれが11冊目。
道尾さんの本のタイトルは、読んでみて初めて「なるほど~!」と思う。
今回もしかり!



8月は本当に素敵な本に出会えて幸せでした。
9月も素敵な本に出会えることを願いつつ…




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by azu-azumy | 2015-08-31 16:52 | 読書 | Trackback | Comments(2)

2015年7月に読んだ本

7月の読書memoです。
7月に読んだ本は4冊だけ!
なかなかペースが上がりません(涙)

まずはラインナップから。



azumyの本棚 - 2015年07月 (4作品)
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☆☆☆☆4つをつけたのは1冊だけ。
【君たちに明日はない】 垣根涼介著
明日がないのは「俺たち」ではなく「君たち」!
村上真介の仕事はリストラ候補者の面接を行い、退職を納得させること。
そんな仕事を専門に請け負う会社に勤めている。
真介が面接官として向き合う人々との関わり方は…

☆☆☆3つをつけたのは2冊。
【堕ちられない「私」 精神科医のノートから】 香山リカ著
久々の新書は夫の本棚から。
時々、「うんうん」とうなずくこともあったり…
うつ病などの心の病にかかったり、ドラッグ、暴力などの問題を引き起こしたりするのは、実は「堕ちる力」を失った人である。私はそのことに診察室で気づいた──。
誰もが表向き「健全なクリーンさ」を演出する時代。
でも、人間ってそんなに明るく健全なものですか?
精神科医の説く21世紀の「新・堕落論」。(「Book」データベースより)

【モップの魔女は呪文を知ってる】 近藤史恵著
清掃作業員・キリコシリーズ第3弾。
近藤さんのライトミステリーはさらさら~っと読めて好きです。

☆☆2つをつけたのは1冊。
【THE MANZAI<1>】 あさのあつこ著
あさのあつこさんの本を読むのは初めて。
これは学生時代に読みたかったかな…



 

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by azu-azumy | 2015-08-14 00:01 | 読書 | Trackback | Comments(2)

20151年6月に読んだ本

またまた、ブログの更新を怠ってしまいました(汗)。
雨季なのに雨が降らないバンコク。
毎日、暑い!
と言っても、8月はバンコクよりも日本の方が暑くなるのですが…

久々の更新は読書memoから。
2015年6月に読んだ本は6冊。



azumyの本棚 - 2015年06月 (6作品)
胡蝶殺し
近藤史恵
読了日:06月04日
評価3

Qrosの女
誉田哲也
読了日:06月28日
評価3

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☆☆☆☆4つをつけたのは1冊だけ。
【峠うどん物語(下)】 重松清著
久々に重松清さんの本を読みました。
下巻はグッと胸に詰まります。

☆☆☆3つをつけたのは5冊
【峠うどん物語(上)】 重松清著

【胡蝶殺し】 近藤史恵著
近藤史恵さんの歌舞伎シリーズ。
近藤さんの本は読みやすくてサラサラ~と一気読み。

【三つの名を持つ犬】 近藤史恵著
こちらも近藤さんの本。
近藤史恵さんは大好きな作家さんのひとり。
古本屋さんで近藤さんの本をみつけると必ず買ってしまいます^^

【オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン】 小路幸也著
東京バンドワゴンシリーズも第9弾になりました。
大好きなこのシリーズ。
安心して楽しめますが、個人的にはそろそろマンネリ感も…

【Qrosの女】 誉田哲也著
アパレルメーカーQrosのCMに出演した謎の美女。
その正体を求めてネット上にさらされる情報。
恐ろしい…





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by azu-azumy | 2015-07-25 18:09 | 読書 | Trackback | Comments(0)

2015年5月に読んだ本

2015年5月に読んだ本も5冊。
では、ラインナップです。


azumyの本棚 - 2015年05月 (5作品)
キアズマ
近藤史恵
読了日:05月11日
評価4

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☆☆☆☆4つをつけたのは2冊。
【キアズマ】 近藤史恵著
近藤史恵さんのロードレースシリーズ。
今回は大学の自転車部が舞台。
前3作同様、ロードレースの世界は面白い!!

【インビジブルレイン】 誉田哲也著
姫川玲子警部補シリーズは大好き。
この本も面白くて一気読みしましたが…
ただひとつ、姫川玲子はやっぱり菊田の方がお似合いだと思うのは私だけか…

☆☆☆3つをつけたのは3冊。
【あいー永遠にあり】 髙田郁著
大好きな髙田郁さんの本。
医師である関寛斎は73歳にして北海道開拓を志す。
その妻、あいは夫である寛斎を支え続ける。
実在の人物をモデルにしたこの小説。
髙田郁はやっぱりすごい人だと思う。
でも、夫に尽くして尽くして尽くすあいに比べ、寛斎はなんて自分勝手な人なのか…と思ってしまう私。
ひねくれている…(汗)

【薔薇をこばむ】 近藤史恵著
近藤史恵さんのミステリーはサラサラと読めてしまう。
ラストはちょっと背筋が寒くなる。

【風のマジム】 原田マハ著
原田マハさんも大好きな作家のひとり。
マジムとは沖縄では「真心」という意味。
そんな素敵な『マジム』という名前を持つ彼女は沖縄産のラム酒作りに奔走する。
モデルになったのは沖縄・南大東島にある「グレイスラム」の社長である女性。
こちらで作られるラム酒「COR COR(コルコル)」を飲んでみたい!



4月、5月と5冊しか読めていません。
そして、今月もなかなかペースがあがらない…



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by azu-azumy | 2015-06-28 15:13 | 読書 | Trackback | Comments(0)

2015年4月に読んだ本

ブログの更新を怠っていたため、4月以降の読書memoもUPしていませんでした(汗)。
まずは4月の読書memoからです。

4月に読んだ本は5冊。
ラインナップは…


azumyの本棚 - 2015年04月 (5作品)
骨を彩る
彩瀬まる
読了日:04月19日
評価4

銀翼のイカロス
池井戸潤
読了日:04月30日
評価4

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☆☆☆☆4つをつけたのは
【カレンダーボーイ】 小路幸也著
久々に小路幸也さんの本を読みました。
東京バンドワゴンですっかりファンになった小路さんの本は大好きです。
2006年、大学教授の三都と大学職員の安斎は幼馴染み。ある日、二人が目覚めたらそこは1986年だった。
二人同時にタイムスリップ。
目覚めると1986年、翌日は2006年。
二人は1986年にやり残したことを遂行しようとする。
そこには三億円事件も絡んでいるのだが…
そのため、2006年の世界は微妙に変化する。
ラストは切ない…。

【骨を彩る】 綾瀬まる著
綾瀬まるという作家を初めて知ったのは「王様のブランチ」だった。
そこで紹介されていたのは「桜の下で待ってる」
かなり興味をそそられ、手帳の読んでみたい作家欄に ”綾瀬まる”と書き込んだ。
不思議なもので、手帳に書き込むとほどなくその作家の本と出会うことが多い。
本屋さんや図書館が充実しているわけではないバンコクでは本を特定してしまうと難しいので、まずはその作家さんが書いた本ならどれでも良いから読んでみよう的なゆるいスタンスでいることが大切。
で、私がであったのが【骨を彩る】
何やら不思議なタイトルで、微妙に怖さも感じるけれど、とにかく読んでみることにした。
その結果は、面白かった!
タイトルが示すように、ちょっと不思議な感じはあるのだけれど、つい引き込まれて読んでしまった。
他の作品もぜひ読んでみたい。

【銀翼のイカロス】 池井戸潤著
半沢直樹シリーズです。
やっぱり面白い!

☆☆☆3つをつけたのは
【モップの精は深夜に現れる】 近藤史恵著
「天使はモップを持って」第2弾です。
キリコの仕事は深夜に会社の掃除をすること。
深夜でなければわからない、そして掃除をする人にしかわからない、会社で働く人たちのもうひとつの顔。
近藤史恵さんの本は大好き。
この本も楽しめました。

【「黄金のバンタム」を破った男】 百田尚樹著
百田さんの「ボックス!」でボクシングの世界を垣間見た私。
ボクシングはスポーツだ!と改めて実感した。
この本はノンフィクションで、日本のボクシング界を詳しく知ることができる。
思い起こせば、子どもの頃、TVでは頻繁にボクシングが放送されていた。
人気ボクサーも多数いた。
しかし、そんな日本のボクシング界の道のりは険しかったとは…
「ファイティング原田」の名前は聞いたことがあるけれど、その試合を見たことはない。
でも、この本を読むと、ファイティング原田が人間的にも魅力あふれるボクサーだったことが良くわかる。
ちょっとボクシングを観戦してみたくなった。



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by azu-azumy | 2015-06-26 15:52 | 読書 | Trackback | Comments(2)

本棚から想像する

わが家は本が多いと思う。
その理由は夫!
私はお気に入りの本以外は引っ越しの度に処分してきた。
でも、夫は違う。
夫曰く「本は財産」らしい。
私以上に読書家の夫は年間100冊以上の本を読んでいるので、おのずと増えていく。
日本の家にもかなりの本があるのだが、バンコクに来てからもその数は増え続けている!

家具付きの家に住んでいるのだが、とても収まりきれず、その都度、カラーボックスを買い足してきた。
現在、夫の本棚として使っているカラーボックスは10個!


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そのうちの4個をリビングの隅に置いている。
写真はそのリビングに置いたもの。
前後にぎっしり詰まっていて、ただただ乱雑に詰め込んでいるだけだと思うのだが…

昨日のこと。
浄水器のフィルター交換に来てくれた日本人スタッフが、夫の本棚に興味深々の様子。
とても若い男性だったのだが、彼も読書が好きだとか。

そんな彼が夫の本棚を眺めた後に

「この本棚から想像したことがあるのですが、言ってもいいですか?」
「何でしょう?」
「ご主人は金融関係にお勤めですか?」
「いいえ、違いますけど」
「えっ?そうなんですか?」

さらに本棚を見た後

「もう一つ、いいですか?」
「どうぞ」
「前任地は中国ですか?」
「そうですけど」

彼、嬉しそうに小さくガッツポーズ。

このことを帰ってきた夫に伝えたところ、ちょっと嬉しそうに
「この本棚からねぇ~」
と、自分の本棚をしばし眺める。
そして、「今、読んでる本、見したるわ~」と鞄から取り出した本がこれ↓。


a0114521_11301288.jpg




私にはただ乱雑に詰め込んでいるようにしか見えない本棚だけど、夫にはこだわりがあったらしい。
今日、来てくれた彼は夫のこだわりに気づいてくれたのか?
満足げな夫の顔~(笑)

彼に残りの本棚を見せたらどんな想像をするのか?
そこには夫のどんなこだわりが隠されているのか?
ちょっと興味が湧いてしまった(笑)



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by azu-azumy | 2015-04-09 11:51 | 読書 | Trackback | Comments(4)

“微笑みの国”での暮らしと大好きな“カービング”や“読書”のことを         


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