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スイート・ホーム

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原田マハさんは大好きな作家さんのひとり。

『楽園のカンバス』や『たゆたえども沈まず』のような、本の重さよりも、本の中身の方がずっしり重く感じる本。
かと思えば、『ランウェイ・ビート』のような、ラブコメ。
どちらも大好き。

今回読んだ『スイート・ホーム」は暖かくて、甘酸っぱくて。
このテイストも大好き!

『楽園のカンバス』『たゆたえども沈まず』はちゃんと読書スタイルで、じっくり読みたい本。
『スイート・ホーム』は入れたてのコーヒーを傍らに置いて、ソファーで読みたい本。

読み終えたときには、『楽園のカンバス』等は、美味しいフルコースをいただいて、「もうこれ以上は無理なのでデザートは遠慮します」というような感じ。
『スイート・ホーム』はカフェのテラス席でデザートをいただいて、「う~~ん、ケーキをもう一ついただこうかな~」というような感じ。


タイトルの「スイート・ホーム」は宝塚にある小さな洋菓子店。
香田パティシエ(父)、看板娘の明子さん(母)、長女の陽皆さん、次女の晴日さん。
秋になるとキンモクセイが香るこのお店は、地元の人々の憩いの場でもある。
「スイート・ホーム」の家族とご近所さんが作るどこか懐かしさを感じるような甘酸っぱいケーキ。
そんな連作短編集。

ふと、有川浩さんの『阪急電車』は阪急今津線が舞台だったなぁ、と思ったり。
『スイート・ホーム』もそうだけど、関西弁で書かれた小説は、とても懐かしく、心に入り込む。
あぁ、やっぱり私のホーム・グラウンドは関西なんやわ~
いつでもどこでも関西弁があふれてる、そんな暮らしが懐かしいなぁ~

『スイート・ホーム』の最後の一遍は「いちばんめの季節」
浪人生の由芽ちゃんの合格祝いに香田パティシエが作ったケーキは「プリマヴェーラ」(春の女神)。
由芽ちゃんのお母さんからのメール。

由芽、もうすぐ着くかな?
なんだか、待ちきれなくて。
香田パティシエが、由芽のために作ってくれたケーキ。「プリマヴェーラ」(春の女神)の写真、送ります。

この本の最後のページに書かれていた「プリマヴェーラ」
一昨年亡くした親友のYちゃんが好きだった言葉。
メールアドレスにも使ってて…
この本のラストで、Yちゃんに会えた…
最後のページを何度も何度も読み返して…
しばらく本が閉じられなかった。

忘れられない一冊に…


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Commented by 01914383i53678 at 2018-07-15 15:46
azumyさんにとって、忘れられない一冊がまた増えたんですね。
お友達の話、胸が詰まりました。
わたしも、今年の1月に大切な親友を失ったので、
azumyさんの言葉に自分の気持ちを重ねてしまって。
本のチカラって、すごいですね。
Commented by azu-azumy at 2018-07-16 12:53
*ちいさん
こんにちは♪

ちいさんも大切な方を亡くされたばかりなのですね…
とても素敵な本だなぁ~と
読み進めていたら、最後の1ページで…
あぁ~
なんか、私は見守られてるなぁ…
大切な人たちはいつも傍に居てくれてるねんなぁ~
って…
大切な一冊になりました。
by azu-azumy | 2018-07-15 11:01 | 読書 | Trackback | Comments(2)

“微笑みの国”での暮らしと大好きな“カービング”や“読書”のことを         


by azumy
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